過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

G.O.T season 2 #1『王の乱立』

f:id:Nakid-Jaguar:20160408103542j:plain:h150:left ドラゴンストーン島"を統治している前王ロバートの弟の"スタニス・バラシオン"は、現王ジョフリーら3兄弟はサーセイとジェイミーの子であると触れまわり、自分こそが玉座の正当な後継者であると宣言する。スタニスは、側近の"ダヴォス・シーワース"の助言には耳を貸さず、女祭司"メリサンドル"が仕える"ル=ロール"という異教に改宗してしまう。

 王都では、ジョフリー王命名の祝賀行事式が行われていたが、タイウィンから王の手代理に任命されたティリオンが突然現れる。サーセイは激怒するが、逆にティリオンにネッドを殺しアリアを逃がした責任を追及される。更に、ジョフリーからは、スタニスから送られてきた自分の出生についての噂について問いただされてしまう。


f:id:Nakid-Jaguar:20160408103648j:plain:h150:right 北の王を宣言したロブは、妹たちの解放、ネッドの遺体の返還、そして北部独立という条件を承認しなければ攻め込むと王都に使者を送る。連勝中ではあるもののこれ以上独力では勝てないと知ったロブは、故郷"鉄諸島"の領主である父"ベイロン・グレイジョイ"への援軍を要請しようと言うシオンの提案を採用する。更にロブは、兄のスタニス同様に玉座の後継者として名乗りを上げているレンリーとの同盟を結ぶため、母キャトリンをレンリーの元に送り出す。

 壁を出発したジオー総帥率いる偵察隊は"クラスターの砦"に着く。砦の主"クラスター"は、野人の指導者を名乗る元ナイツ・ウォッチの"マンス・レイダー"がそれぞれの部族をまとめ上げ、ウェスタロスのどの軍よりも強大な兵力を持って今まさに壁を越えようとしていると、ジョンら偵察隊に教える。

 デナーリスはわずかに残った兵を率いて旅を続けるが、孵ったばかりのドラゴンたちは何も食べようとせず、馬も疲労で次々と死んでゆく。窮地に陥ったデナーリスは3方向に救援依頼の使者を送り出す。


#1登場人物

ドラゴンストーン

f:id:Nakid-Jaguar:20160408103304j:plain:h100:leftスタニス・バラシオン

 王室領ドラゴンストーン領主で故ロバート王の弟。ジョフリー王就任を認めず自ら王の名乗りを上げる。"光の王"を崇める異教ル=ロールに改宗した。

f:id:Nakid-Jaguar:20160408103346j:plain:h100:leftダヴォス・シーワース

 "玉葱の騎士"とあだ名されるスタニスの側近。かつては悪名高い密輸業者であったが、スタニスを救ったことが元で現在の騎士の地位と助言者としての信頼を得た。

f:id:Nakid-Jaguar:20160408103415j:plain:h100:leftメリサンドル

 ル=ロールの女祭司。赤い衣装を身に纏っていることから"紅の女"と呼ばれる。魔法と予言視でスタニスの助言者となるが、ダヴォスらスタニスの支持者からは信用されていない。

 ロバート王の弟スタニスとレンリーがそれぞれ自分が玉座の後継者であると名乗りを上げました。レンリーはロバート王の末弟で小評議会メンバーでしたが、若くハンサムでカリスマ性があり次弟のスタニスよりは人気があるんですね。ただスタニスは人気こそないものの、海軍指揮官として優秀な軍人で、ドラゴンストーンに最強の海軍を持っていて、ジョフリーがロバートの子じゃなければ当然後継者に最も近い男となります。

 もちろんジョフリーやその後ろにいるタイウィンとサーセイ親子が黙ってる訳ありません。更には父の敵を討つために打倒ラニスターに周年を燃やすのが北の王ロブとスターク家の面々。4つ巴の戦いが切って落とされたのでした。

 シーズン1ではチョイ役だったシオン・グレイジョイという男がいまして、彼は父ベイロンが過去に行った反逆行為の代償として、幼くしてスターク家に人質としてやって来たのです。ロブとは兄弟同然に育って今や良き相棒の青年なんですね。で今回援軍要請という大役を任命されて十数年ぶりに故郷の鉄諸島に向かうのですが、さてシオンにどんな運命が待っているのか?ってところも見所のひとつです。

 それに絡んで今まであんまり出てなかったウィンターフェルのブランとリコンの幼い兄弟の話も動き出します。もちろん捕らわれ身のサンサや王都から壁を目指す旅に出たアリアの話もね。

 シーズン2は更に世界観がグググっと広がりますよ。おもしろいんだけどめっちゃややこしいぜ。