雨宮兄弟と琥珀らにより、政府と九龍グループの癒着が暴かれ、SWORD地区のカジノ計画は破綻となるはずだったが、逮捕されたはずの総裁"九世龍心"は証拠不十分ですぐに釈放となり、同時に九龍グループ全体が本格的にSWORD壊滅に乗り出す。
容赦なく襲いかかる九龍の圧倒的な力により、為す術なく追い詰められていくSWORDメンバーだったが…。
見てきましたよ。平日レイトショーで俺の他はカップル一組で、かなり寂しかったけれども。やっぱハイローはむせかえるぐらいの女臭の中で見たいもんですから。
で、"バルジ"ってなんやねん?
前作"END OF SKY"で九龍に喧嘩上等きったSWORD連合。拡げた大風呂敷どう回収すんのか楽しみにしてたんですが、まぁそうなりますかぁみたいな。
相手が政治家と警察官僚と巨大暴力組織なんで、もはや殴りあいで解決できるレベルじゃない訳で。もうそうなると不正を暴くっていうありがちなパターンにしかならず『これじゃない感』はハンパなかったですけども。
3年間拡げに拡げまくった巨大な風呂敷を、完結編となる今作で更に巨大な風呂敷でスッポリ包み込もうとするぐらいの、実はこうでした~というトンデモ設定には絶句しました。いや、感動でよ。脚本家天才か!
当然つまんなかった訳ではなく、爆アガリのシーンがたっぷりと随所にありますので最高は最高なんです。
憎たらしい悪徳刑事だと思ってたら違ったとか、無駄に豪華配役のテッツの親父のおかげでDTCが山王にしれっと復活してるとか、急にウイルスとかワクチンの話出てきたと思ったらスモーキーそれかい!とか、いやヤクザに殺されんのかい!とか、花火CGなんかい!とか、そもそも爆破セレモニー会場とかチープ過ぎじゃね?もしかして制作費が豪華俳優の方ばっかいってねぇか?とか、いろいろ楽しんで見れましたよ。
ちょっとダメだろと思った点は、ヤクザの拷問が近年見る拷問シーン史上で最高にぬる過ぎだろってことと、俺のオシキャラ村山くんに急に関係ないセリフ吐かせてスベらせたこと。
縛り上げて棒で叩くて!生コン流し込みより先に、耳のリングピアス引きちぎれよ。なんで今から死ぬかもしれない喧嘩しに行くって時にネットの悪口急に言い出すんだよ。村山くんにちょっといい話させようとか思ったかしらんけどズルズルにスベってたぞ。
とりあえずはSWORD地区は何とか守られたようで、まぁ無名街は別の問題が発覚してしまったからそのままにしといたら駄目だし、鬼邪高校はPTAや在校生が復興させようと頑張っても行政や近隣住民が良しとしなさそうだが大丈夫だろうか。
喜ばしいことに世界は続いていくようなのでHIROさんに感謝です。というか別にはなから終わるだなんてこれっぽっちも思ってなかったが。
九龍の跡目争いもあるでしょう。Mighty Wもね。まぁ何にしても拳で決着つけれる範囲で話進めていただきたいものだ。