過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

中学生はつらいよ

 我が家の長男坊、4月に中学生となった訳だが、短い夏休みが終わり、現在テスト期間真っ只中である。

 

 1学期の学力テストが学年トップ5に入る好成績だったことで、我々両親の期待も膨らんでしまったこともあり、まぁしんどそうだ。

 

 

 学年トップ5は確かにスゴい。俺の学生時代だったら遥か上で、我が息子ながら尊敬する、のだが、実はその時は3教科しかなく、更に苦手な教科が無かったからなのである。

 

 昨日、もっとも苦手な国語のテストがあったのだが、馬鹿正直に"問1"からやって時間切れとなってしまい3割埋まらなかったという。最後の漢字問題が空白だったらしい。

 

 テストの進め方すら知らなかったとは、と愕然としたが過ぎたものはしょうがない。ぺこぱじゃあるまいし時は戻らない。気持ち切り替えて試験に挑んでもらわんと。

 

 俺は勉強を頑張ったという記憶が無く、市内で真ん中ぐらいの公立高校に入学し、夏休み冬休みに補習を受けてギリギリ卒業し、親元を離れ学費がバカ高い専門学校に入ったものの就職先を決めずに帰ってきて、なんだかんだで色々あった結果、今、割と人からは羨ましいと言われる生活をしている。何の不自由も無く、躊躇なく趣味に金を注ぎ込みながら、子供たちにも何ひとつ不憫な思いはさせてないし、2,500万の住宅ローンも半分の年数で返した。まぁ現在、貯金は無いっちゃ無いが、子供たちの学費と夫婦2人で老後暮らしていける分は稼ぐつもりだ。

 

 何の取り柄もなく学業にも一切打ち込んでこなかった俺が今こうしていられるのは、両親のバックアップと妻と出会えたことがデカい。要するに俺はラッキーボーイって訳だ。

 

 子供たちには今の俺なんかより充実した暮らしを実力で掴み取ってほしい。中学高校の6年間一切の娯楽なしで勉強漬けの生活送ったとしても、俺は別にいいと思う。ゲームもテレビもYouTubeも今は我慢して、大人になって好きなだけやったらいいからだ。有吉の壁なんか大学受かってからfuluでまとめて見たらいいと思う。大学生が見ても笑わないだろうけど。

 

 テスト前に息子に約束した。学年トップ5をキープできるなら、自室にテレビ付けてやってもいいし、クリスマスにプレステ5買ってやると。俄然ヤル気になったようだが、今回のテストはガタガタなので、その約束は果たされないだろう。