過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

監督バンザイ!

 先に言っときますが映画のタイトルじゃござぁせん。昨日は祝日の代休をもらって一日休みでして。毎年7月30日はおらが町の花火大会で、会場近くの叔母のマンションに家族親戚で集まって一緒に見るってのが恒例行事なんですけども。

 ちょっと仕事関係の飲み会に誘われたので俺だけ街に出ることになった訳です。


 息子のキックボクシングが5時からあるんで、娘をばあちゃんに頼んで先に叔母のマンションに行ってもらって。ジム終わって息子とマンションに行ったら娘が熱出してて。妻も来ていて「私は娘と帰る。」と言うのでついでに街まで乗っけてもらいました。

 飲み会は7時半からで1時間以上あったが、市街中心部はお祭りの真っ最中でニューハーフのダンスショーとかやってたんで何となく時間はつぶせた感じでした。孤独感ハンパなかったけどな。

 正直、飲み会の趣旨的なものがわかってなかったんですね。誰がいるのか?とか。だから7時半ギリギリに行こうと思ってたら、ちょうど幹事さんに出会って。店に入るとすでに皆さん着席されてました。

 主賓は2名、1人はドラマの時お世話になった監督。誰もが知ってる映画やテレビ番組をたくさん作ってる映像制作会社の代表取締役社長Kさん。もう1人は同郷の期待の星ってかもうすでに大スターなのかな?こないだオール地元ロケの映画を作った若き映画監督Sさん。出身校は市の№1進学校で、高校のパンフレットにも『我が校の主な卒業生』っつって蒼々たるメンバーの中に入ってるんだって。

 お2人は今年の観光の発展に多大なる協力をしてくれたってことで、夏祭りイベントの一部として市から表彰されたんですね。そういう方々なので俺みたいな何でもない奴が普通に会って一緒に酒飲む機会なんて一生ありえないことなんです。

 ホテルの会場でズラーっとお偉方に囲まれたパーティーの末席にいるんじゃないんです。居酒屋の小さな個室に7人。目の前で杯を交わす距離で同じ目線でいるんですよスゲー人が2人も。

 もうめちゃくちゃ楽しいお話をいっぱい聞かせてもらって、くっだらない素人の質問にもまじめに答えてくださって最高の夜でしたね。実は地元出身の映画監督ってもう1人いるんだけど、K監督が「何かのタイミングで3人でここを舞台にしたオムニバス映画作ろうよ!」なんてリップサービスしていただいたり。

 娘が熱出して寝込んでるっつって1次会で帰るつもりだったけど、まぁ2次会行っちゃったよね。いや、悪いけど帰れなかったわ。雑誌の対談記事みたいな会話がポンポン出てくるんですもの。

 日付も変わりS監督は実家があるのでタクシー乗るのを見届け、K監督は駅前のホテルまで歩くので一緒にお見送りました。握手して記念撮影までしてもらってハッピーな気分に。

 S監督の映画は北海道先行上映(もちろんココが一番!)で順次全国展開していくらしく、そのためには初日の土曜日と日曜日にどれだけお客さんが入るかにかかってるらしいです。混んでる土日に映画なんて行きたくないけど、監督のためだ行くしかねぇっしょ!9月が楽しみです。