ティリオンを捕らえたキャトリン一行は蛮族の襲撃を受けながらも、前任の王の手だったジョンの未亡人でキャトリンの妹である"ライサ・タリー・アリン"の治める"高巣城"に着く。ティリオンはブランの暗殺未遂やジョンの殺害などの容疑で裁判にかけられることになり、断崖絶壁の監房に入れられてしまう。
ネッドはヴァリスから、ジョンは知りすぎたので、"ライスの涙"と呼ばれる毒で死んだと明かされる。毒を盛ったのはジョンの従者だった男で、ジョンの死後に騎士となり、先日の馬上試合でグレガーに殺されていた。アリアは訓練中に城の地下に迷い込み、何者かの反逆計画を立ち聞きしてしまう。父ネッドに伝えようとするが、男たちの正体がわからずに口ごもっていると、キャトリンがティリオンを逮捕したとの知らせが入る。
ヴァリスのスパイとしてデナーリスに付いているジョラーから、デナーリス懐妊の知らせが入り小評議会が開かれる。ターガリエン家を憎むロバート王は怒り狂い、デナーリスとヴィセーリスの暗殺を命じるが、ネッドはその命令を拒絶し王の手を辞職することになる。リトルフィンガーはネッドに、ジョンが生前会った最後の人物に引き合わせると言い、一人の娼婦の元に連れて行く。その娼婦はロバート王の娘を出産し育てていた・・・。
#5登場人物
高巣城
ライサ・タリー・アリン
夫ジョン亡き後、アリン家の居城である高巣城を治めているキャトリンの妹。精神的に不安定で一人息子の"ロビン・アリン"を溺愛しており、8歳のロビンに母乳を吸わせている。
シーズン1折り返しとなりました。今回は壁とターガリエン家の話は進まず、王都と高巣城でのお話がメインとなります。
ティリオンは蛮族の襲撃からキャトリンを守ったのにライサの裁判を受ける羽目に。頭がイカレている母子の裁判に味方がいないというこの状況はけっこうキツイですね。ティリオンは誰からも馬鹿にされて認められず、どこまでもかわいそうな男ですが、そんな彼がどんな策を練ってどうピンチをくぐり抜けるかが見所のひとつでもあったりします。ちなみに、高巣城は名前のとおり目の眩むような山の上にあり、ティリオンが入れられた独房"天空房"は傾く仕掛けになっているよ。王の間にも罪人を落とすための穴が開く仕掛けあって、ロビンがそれ見てキャッキャするっていう・・・恐ろしいね。
ネッドがジョンの謎の死の真相に近づくんですが、デナーリスの件でロバートと意見が分かれ王の手辞任に追い込まれてしまいます。そこに駄目押しでティリオンの逮捕の知らせが王都に駆け巡る事態に。王都を一刻も早く娘2人と出なきゃならない状況ですが、弟を捕らえられ怒り心頭のジェイミーが乗り込んできて斬りかかってきます。2人は互角の戦いをくり広げますが、ジェイミーの部下が後ろから足を刺しネッドは戦闘不能に。ジェイミーは勝負の邪魔をした部下をブッ飛ばしていて、勝つためなら何でもアリの最低の奴かと思ってましたが、そんなとこは正々堂々としてんですねぇ。
部下も殺され足まで怪我して相変わらず娘2人も人質状態だし、簡単には逃げられなくなってしまったネッドの運命やいかに。