過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

1/2成人式

 昨日は小学4年生の長男の参観日。参観日後の親子レクリエーションにて『1/2成人式』を行うとのことで、妻と2人で午後から仕事休んで見に行った訳です。

 マイペースっつーか、何も考えてないっつーか、とにかく心配ばかりさせてくれる息子なんですが、生まれて10年色々あったなぁとしみじみ考えさせられましたよ。


 授業参観は『思い出の1枚の写真と将来の夢』を発表するという授業で。俺はカメラを家に取りに戻る都合で遅れてしまい、残念なことに息子の発表はすでに終わってしまっていた。

 授業終了後、先に来て息子の発表を見ていた妻からどうだったか聞くと、またやらかしたらしい。

 発表用のスピーチ原稿を作成していなかったので、自分の番になって手ぶらで教壇へ行き、当然ノープランのため無言になり頭を抱え出す。笑いのひとつでも生まれることなく教室中が凍りつき、見かねた隣の席の女子が、スピーチ原稿前の作文の方を持ってきてくれ、グッダグダになりながらも発表を終わらせた、とのこと。

 将来の夢はまだ決まっていないとのことで、クラスメイトが様々な夢を語る中、1人だけ漠然とした今後の目標を自信なさげに発表したらしい。

 正直ガッカリしたのだが、そこを責めても仕方ないし、そのままで良いとも言えないしホント悩む。ただ俺も発表系が得意だったかと言えばそうでもないし、どっちかと言えば苦手だったし。所詮、カエルの子はカエルなんだろう。

 『大器晩成』ならいいじゃない。人間二十歳越えてから勝負だ、まだ折り返し地点さ!と常日頃から考えるようにしてはいるものの、やはり不安は尽きないのであった。

 レクリエーションでは、まず"3クラス対抗親子玉運びレース"があり、カメラを構えて妻と息子の番を待っていたら、親が来なかった子の代理で参加してくれ、と担任に言われ、知らない子と一緒に走る羽目に。まぁ楽しかったからいいんだけど。

 その後、クラスごとの合唱、次に4年生全員で唄って、最後は10年間ありがとうと、折り紙で作ったメダルをお母さんに授与、という流れで。

 息子は3組なんで、合唱発表は最後だったのだが、1組の合唱でちょっとだけウルッときて、ヤバい!合唱の出来次第じゃ涙出るかも、なんて思って。

 ところが2組の合唱発表で、ピアノ伴奏のCDの音が飛びまくって、何度もやり直して同じところでまた飛んでを繰り返すうちに感動も何も無くなって。2組は結局アカペラで歌い上げてましたけどね。

 まぁ先が思いやられる息子だが、ゆっくりゆっくりこれからも共に成長していこうと、心に誓ったのでした。