過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

G.O.T season 7 #6『壁の向こう』

ざっくりあらすじ

  • f:id:Nakid-Jaguar:20180124120155j:plain:h100:rightジョン一行、壁の向こうで亡者の捕獲に成功するが、"夜の王"率いるホワイト・ウォーカーと亡者の大軍に包囲される。
  • ジェンドリー、ジョンの指示でイーストウォッチに戻り、デナーリスにジョンたちの救助を要請。
  • 知らせを受けたデナーリス、ティリオンが止めるのを振り切って3頭のドラゴンと共にジョン一行の救援に向かう。
  • リトルフィンガー、サンサとアリアの関係を壊す計画を実行する。

 生物の死骸を亡者として甦らせるホワイト・ウォーカー、そのホワイト・ウォーカー(めんどくさいから以下"W・W")を束ねるのが夜の王なのです。


 ソロスが亡者化したグリズリーに瀕死の重症を負わされたものの、何とか亡者1体の捕獲に成功したジョン一行でしたが、時すでに遅く夜の王率いるW・Wと亡者の大群に包囲されてしまったのでした。その数約10万!

 何とか薄く氷の張った湖の中央の島に逃げ、亡者の群れは重みで氷が割れてしまいたどり着けなくなり、膠着状態が続くのでした。

 やがてソロスが死に、残ったのはジョン、ジョラー、べリック、ハウンド、トアマンドと野人数名。湖もまた凍りつき10万の亡者が襲いかかるその時、デナーリスがドラゴンと共に現れるのでした。

 亡者の群れを灰にするドラゴン3頭ですが、1頭のドラゴン"ヴィセーリオン"が夜の王が投げた氷の槍によりあっさり死亡してしまいます。

 更にはジョンも湖に落ちてしまい生死不明に、仕方なくデナーリスはジョンだけ置き去りにして壁に戻るのでした。

 自力で湖から這い上がったジョンを助けたのは、人間の意思を持ったまま亡者化したベンジェン叔父さんでした。S6で再登場していたので『よっ!待ってました!』って感じ。

 かくして、亡者1体と引換にソロスとヴィセーリオンを失った訳ですが、ドラゴン1頭の損失が超デカイのは当然として、ソロスを失ったべリックがもう二度と甦れないのも大きいでしょう。べリックは"ル=ロール"の司祭でもあったソロスの祈りによって6回生き返っているんですね。

 ル=ロール は"メリサンドル"や"スタニス・バラシオン"が信仰している宗教として有名よ。

 さてさて一方、ウィンターフェルではリトルフィンガーがサンサとアリアの姉妹の絆を引き裂こうとしています。まずはアリアに、サンサが故"ジョフリー王"の許嫁時代に兄"ロブ"に降伏するよう書いた手紙を発見させます。この手紙はサンサが脅されて無理やり書かされたものですが、アリアにすればそれはスターク家への裏切りですからね。

 リトルフィンガーの思惑通り、アリアはサンサを問い詰めまして、サンサにはジョンの代わりにウィンターフェルの領主となるよう促し、最終的には領主に背いた謀反者として邪魔なアリアを処刑させようとしているのです。

 リトルフィンガーはS1からずーっとこうやって生きてきた奴でして、S7は大人しくしてんなぁとか思ってましたが、相変わらずの安定のゲス野郎で安心しましたよ。

 壁の向こうの湖に沈んだヴィセーリオンの死骸を亡者の群れが引き揚げ、夜の王が手をかざしたところ、ヴィセーリオンの瞼がパチリと開きまして。その瞳はW・W同様の青く怪しく光る瞳なのでした。

 次回、第7章最終話!