過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

14の夜

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 1987年 とある田舎町。中学生の"大山タカシ"は、弱小柔道部仲間の"竹内"、"岡田"、"ミツル"と悶々とした日々を送っていた。夏休みのある日、町に一軒だけあるレンタルビデオ屋でAV女優の"よくしまる今日子"がサイン会を開き、深夜0時におっぱいを吸わせてくれるという噂を耳にする。
 4人で噂を確かめに行くことになったタカシだか、待ち合わせ場所に遅れて向かうと、岡田とミツルが"金田"率いるヤンキー軍団に絡まれており…。

 夜中fuluで見て、思わず寝るの忘れちゃったよ。何でもない普通の中学生にもこういう一気に成長する一夜ってあるんだよねぇ。ここまで凄いのはないけどさ。

 タカシに言ってやりたい。『おっぱいは揉める』と。


 お父さんが情けない、おっぱい揉みたい、ヤンキー怖い、自分に取り柄が何もねぇ、っていう悶々としていた思春期特有の感情が甦ります。胸が痛い。まさにこんな中学生だったので。


 特にグッときたシーンをいくつか。

 リーダー格の竹内が超ヘタレなのがバレてしまい、竹内が元々嫌いだった岡田が『アイツ明日からハブろうぜ』と言うシーン。ある。

 タカシがパシリのミツルにボコられてお互い唖然としてるシーン。ある。

 金田たちヤンキーが暴走族に囲まれて震え上がるシーン。ある。

 後はタカシが、完全に下に見ていた映画研究部の奴らに対して『あれ?もしかして俺ってアイツらより下なんじゃね?』って気づいちゃう所もたまらんかったわ。