最終回第13話見ました。とりあえずの感想はビックリ仰天⁉️に尽きます。登場人物たちとその何気ない会話、アイテム、全てが最終回で意味を持つ、繋がる、謎が解けるんだろうなぁ、と思って観てましたけどね。
予想を遥かに超えた結末でした。練馬女子高生失踪に関わる事件の真犯人は、まぁ何となく想像できたんですが。真の謎はそもそもそこじゃなかったっていうね。
アニメでしか表現できないという点においては、此元氏の最高傑作『セトウツミ』にも勝るかと。
登場人物が動物であることに意味がないところが良い、という先週書いた俺の感想がいろんな意味で笑えますね。
ディズニー映画『ズートピア』で、動物たちが動物として人間のように暮らしている世界があったじゃないですか。その中で肉食動物がどう、とか草食動物はこう、とかキツネはズル賢い、ウサギはカワイイ、みたいに生態やイメージが物語に大きな影響を与えてましたけど、オッドタクシーはどうもそういう世界ではないって事だけはわかってて。
キャラクターを獣人化させてる理由はなんだろう?と思ったら、それこそが最大の謎だったんですね。
"小戸川"がシルエットで人物を見分けることができる特殊能力もなるほどだし、それでいて失踪した女子高生を乗せたとされる小戸川が、実際乗せたのは誰だったのかっていうのもミスリードになってるのね。やられたわ。
呑楽師匠が三矢ユキの父親って知った時に違和感あっただろうよ。
"ドブ"が弾数を勘違いした件や"高橋"の積年の復讐劇にもゾクゾクしたし、小戸川のアパートの謎だってOPからちゃんと見せてるんだもの。サイコゥ×3かよ!
YouTubeの公式チャンネルでは毎話4分程度のオーディオドラマが配信されてて、これも全話聞かないと真の完結とはならないんですね。
お笑いコンビ"ホモサピエンス"の熱狂的ファンの高校生"長嶋聡"が配信しているYouTubeチャンネルで。
誰かに手渡すことでその人が幸せになるという"幸せのボールペン"なるアイテムがありまして。実はそのボールペンには盗聴器が仕込まれており、まぁその盗聴電波を偶然傍受してしまった高校生が、面白半分で盗聴音声を配信しているという設定です。
毎回、登場人物にボールペン型盗聴器が渡っていき、本編で語られなかった裏側の話が覗き聞けるって訳。最終話は、盗聴電波の生配信という形で、いったい誰が何の目的で盗聴器を仕込んだか明かされます。
実は本編にも幸せのボールペンがこっそり描かれている回もあったりして、誰がどのタイミングで持ってるか2週目も楽しめると。
幸せのボールペンが誰の元に辿り着くのか?そいつは幸せになるんだろうか?
もうひとつ、公式チャンネルに次回予告ロングVer.ってのがありまして。登場人物の会話をちゃんと聞いたら、忘年会でのやりとりになってますね。酔ってる人は酔ってるし、皿やコップのカチャカチャいう音が入ってたり。すごいなぁ。
全て見終わった後で、各種考察動画見まくりましたが、わかる人はわかるもんなんですね〜。けっこう早めの段階で結末いいとこまで的中させてる人がいたりして。鈍い俺は最後までネタバレしないで見れて本当に良かった。