過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

ザ・バットマン

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 日曜日の昼間から1人で優雅に映画。けっこうポイントが貯まってたのでタダで観れました。3時間オシッコ我慢できるか不安だったけど意外とあっという間。

 

 "ブルース・ウェイン"が"ゴッサムシティ"でバットマン"として自警活動を始めて2年。街の有力者たちを狙った連続殺人事件が発生する。現場に残された謎のメッセージから犯人を追うバットマンだったが、捜査を進めるにつれ自身の家族も深く関わる街の腐敗に直面し...。

 徹底的なリアル路線の探偵もの。雨が降り続くゴッサムシティ、なぞなぞメッセージ、バットマンとゴードン警部補の若老コンビと割とあっさり捕まる"リドラー"、その先の大オチ、など"セブン"みたいでぐいぐい引き込まれて長く感じなかったなぁ。

 

 ブルースは正義のヒーローではなく完全に狂った復讐者。"ゴッサム浄化計画"を始めて2年、倒しても倒しても悪は一向に減らないっつって病んじゃってるんですね。

 

 ペンギンとのカーチェイスではまるでペンギンの方が煽り運転の被害者みたいでかわいそうでした。あれは怖いわ。

 

 バットマンは高い所ぜんぜん平気っていうイメージっていうか、いつの時代の映画もマントを広げて滑空してるじゃないですか。今回のバットマンはビビりながらムササビスーツで落ちて街の障害物にとにかく身体ぶつけまくって着地するんですよ。徹底したリアルの追求に口あんぐりでした。

 

 バットモービルはマッスルカー、ハイテクアイテムはコンタクトレンズ型の通信機程度(『程度』ってコレ相当すごいけど)。近距離でショットガン撃たれてピンチになるとアドレナリン(?)ぶち込む、とか。バットマンはスーパーパワーを持っていないただの人間、病的に悪を憎むが『不殺』を貫く復讐の鬼っていうのがよくわかる映画でした。良かった!

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 ラストにジョーカー🃏がチラッと。バリー・コーガンかどうかもわからないぐらいでした。いやぁ、どんな姿で現れるのか楽しみですねー。...いや、現れないかもしれませんね。