過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生

f:id:Nakid-Jaguar:20160308100709j:plain:h200:left 家でも学校でも叱られてばかりで、ついに家出を決意したのび太。同じ頃、ドラえもん、しずか、ジャイアンスネ夫もそれぞれに家出をしようとしていた。しかし今の日本には誰にも邪魔されずに家出できる場所がないと知り、途方に暮れる。そこでのび太たち5人は、タイムマシンで7万年前の日本に家出することに。

 原始時代の日本で自分たちだけのパラダイスをつくり、家出を十分満喫して現代へと戻ってきた一行。ところが、時空乱流に巻き込まれてしまった原始人の少年"ククル"も一緒に現代に来てしまう。しかも話を聞くと、彼の家族がいる"ヒカリ族"が、"精霊王ギガゾンビ"と"クラヤミ族"に襲われてしまったという。

 そこでのび太たちはヒカリ族を救うために、再び原始時代へと向かうのだったが・・・。

 本日、朝一9:00の回で子どもたちと3人で鑑賞。昨日から公開だったんで激混みだろうなぁと思ったんだが、シネプレックスサイトで座席状況みたらまだ空いてたのでネット予約。実際、着いたら窓口がごった返していてました。なんでみんな予約しねぇの?


 映画は89年の大傑作『のび太の日本誕生』のリメイク。何度も言うが『新・のび太の~』はことごとくダメだなぁという感想で、まぁ良かったのはこないだの『大魔境』ぐらいかな。結局、余計な付け足しとかいらんのですよ。素直にそのままやりゃあいいんですよ。今と時代背景が合わないとか、そういう問題を今風に直すのはしょうがないかもしれないけど。その時、旬の芸能人をゲスト声優に呼ぶためだけの新キャラ出すとか言語道断な訳ですよ。

 で、日本誕生ですが、余計な改変、どうでもいい新キャラ全然ありませんでした。そこら辺はようやくわかってきたのでしょうかね。原作がけっこうあっさり目だったギガゾンビとの最終決戦もがっつりアクション多めで迫力満点でした。原作のギガゾンビは実はただの雑魚でタイプパトロールに簡単に捕まっちゃうんですよね。

 のび太が創った3匹のペット"ペカ"、"グリ"、"ドラコ"もちゃんと活躍するんですよ。雪山で遭難したのび太を助けるのは原作ではタイプパトロールなんだけど、3匹がのび太の犬笛を聞きつけて飛んでくるという風に変わっていました。別れのシーンも感動的になっててとてもよかったです。

 そんな訳で親子共々楽しめる素敵な春映画でありました。4歳の娘はちょっと飽きちゃったかな?