過ぎ去りし麗しき日々は再び我の元に返り来たらず

やってくるこの毎日が人生だと知っていたら

春はお別れの季節

 こんな非常事態になると、つくづく自分の職業はありがたいなぁと思いますね。まったく影響ないんですから。

 

 通常時は、好きなことでご飯食べてる人たちがうらやましくて仕方ないんですが。客商売の方々に言わせたら『そんな甘っちょろいモンじゃねーよ!』とブン殴られるかもしれませんね。

 

 

 人口30数万人の我が街には、まぁそれなりの歓楽街がありまして。俺なんかは滅多に行かなくなっちゃいましたが、年に数回数えれる程度に必ず寄る店があるんですよ。いわゆる"スナック"っちゅーヤツですが。

 

 9年前になりますか、前の職場に異動になってからですね。ママは職場の同僚の方の叔母ということで、職場の飲み会では2次会として行く店でした。

 

 カウンターとボックス席合わせて20人入れるかどうかぐらいで、70過ぎのママともう1人女性が2人でやってる狭い店でしたが、おふたりの人柄と居心地の良さにやられてしまいまして。

 

 頻繁に通うようになったのは今の職場に異動になった3年前からで、独りでも全然行っちゃって、他の常連さんと盛り上がったり、店閉めてママたちと焼肉食いに行ったり。

 

 そんな唯一のやすらきの居場所であったお店でしたが、昨夜ママから店をやめるっていうLINEが来まして。

 

 この新型コロナ騒ぎで一番最初に思ったことが(ママ大丈夫かな、収束するまで店もつかな?)ってことでしたので、まぁ勝手に覚悟してたっていうか、やはりか…と。

 

 一応、今月末をもってやめるとのことで、じゃあ最後にパーっとやりますか!とも考えたんですが、この時期フラフラ外出る訳にもいかないじゃないですか。

 

 俺も親として家に菌を持ち帰る訳にはいかないし、もし俺が既に罹患してしてたとしたら濃厚接触者増やすことになるし。

 

 行きたいけどココは行かない方が良い、行くべきではないという結論に達しました。歯ぁ食いしばって我慢するしかないでしょう。

 

 でもね、どうしても感謝の気持ちは伝えたいんだなぁ。