ベネチア金獅子賞受賞作品
7作目で監督は"世界のキタノ"に。ただ俺的にはそうでも。
不治の病に冒された妻を見舞うため、張込みの現場を離れた刑事の"西"の元に同僚の"掘部"が犯人に撃たれたと連絡が届く。西は犯人を追いつめるが反撃にあい部下が射殺されてしまう。西は下半身不随となった堀部や部下の遺族、そして妻との残り僅かな時間のため大金を得ようと銀行強盗の計画を練る…。
嫌なのはとにかく監督が描いた絵がしつこいぐらいに映し出されるの。堀部が書く作品だけならともかくヤクザ事務所やホテルやバーなど随所に飾られている絵から町のポスターまで。バイク事故のリハビリで描き始めたっていうので堀部が生まれたんでしょうかね。
ラストで拳銃の発射音が2発あったのは奥さん撃ってから自分を撃ったという心中エンドだと思うんですが、病気に命を奪われるぐらいなら旦那さんに殺してほしいっていう奥さんの希望があってのことなんだよね。
奥さん最後まで喋んないからさ。