そんな大ファンって訳じゃないけどリアルタイムで単行本は全巻持ってて、息子が中学入学でバスケ部入るっつーから改めて再編集版を全巻買ってやってついでに久々読んだぐらい。
内容に関する事前情報が全くないっていうのでどんな話なのだろうとドキドキしましたが、めっちゃ混んでて隣座席に人がいる状況で映画観んの久しぶりで、しかもその隣のおっさんがたまにスマホ覗くキチで参った。
まぁネタバレ踏む前に観れて良かったよ。
以下ネタバレ
何が描かれるか問題の答えは、インターハイ2回戦 山王工業戦でした。これは嬉しかったですね。その試合の合間合間に宮城リョータの知られざる過去が描かれる、というストーリー。
事前に内容が伏せられていた理由はリョータが主役だったからですね。原作漫画では結局のところ三井寿がバスケ部に帰ってくるための不憫なキャラでしかなかったリョータを主役にすると。不憫と思ったからこそ、映画の元ネタらしいスピンオフ作品"ピアス"ってのが描かれたのでは?読んだことないから知らんけど。
しかし、どんだけ山王が強いのかよくわかったよね。中盤湘北が手も足も出ない感じってバスケ知らない奴は原作読んだだけではわかんないから。ゾーンプレスの怖さとかさ。
試合以外はリョータと家族の話に振り切っていて、上映時間的に山王側のエピソードだったり試合中の安西先生や晴子さんの心情は描かれなかったのは少しだけ残念ではありました。
湘北に負けないぐらい魅力的なキャラばかりの山王で語るのは監督のみだから。沢北のエピソードはばっさりなのはもちろん、深津の語尾へのこだわりとか一ノ倉の我慢強さを物語るエピソードみたいな小ネタすら語らせないからなぁ。枠に収まりきらないんだから仕方ないのは理解しますが。
でもリョータの卒業後について作者自ら答え出したのはビックリしました。まぁいろいろ言いたいことはありますが、なんてったって公式マークついてますから、No.1ガードになるべくリョータ頑張ったんだね!ってことでしょう。
観終わって席立ったら出口が混雑してましてよくわからないまま並んでいたら、大塚製薬から鑑賞後の特典として缶ポカリと『親指で開けてください』と書かれたカードが配られておりました。
缶ポカリは原作読んでるなら三井を思い出すアイテムで三井は湘北の5人の中では一番好きなキャラだから最後まで手が混んでいるなぁとは思いましたが、こんなの全然要らないから映画で勝負してくれという気持ちに。
入場プレゼントでもらったカードはスマホのカメラで読み込むとAR映像が見れましたよ。なんやかんや言いましたけど最終的な感想としましては大満足の素晴らしい映画でした。全然もう1回観に行けるな。
最後に、アニメ版の声優全取っ替えに文句を言ってる奴は本当のスラダンファンじゃないな。たいしたアニメじゃないだろあんなの。
こないだ見返してみたけど声優含めてダメだわ。あんな中途半端で終わった失敗アニメに想いを寄せてる暇があったら観ろよ、と言ってあげたい。